最近は就業規則に関する相談があります。
理由はさまざまです。会社を立ち上げたので規則を整備したいとか、助成金を受ける条件として就業規則が必要とか・・様々です。
常時10人以上の労働者を使用する場合には、労働基準監督署に届け出なければなりません。この「労働者」には、アルバイトやパートも含まれます。
あと、助成金・・最近需要のある「キャリアアップ助成金(※)」には様々なコースがあり、例えば「正社員化コース」の場合だと就業規則に社員転換する場合の条件を明記しないといけないからです。この場合、5人しか従業員がいない会社の場合でも就業規則は作成する必要があります。
就業規則の必要性は? と言われると、やはり従業員とのトラブル防止するためのリスク回避というのがたいていの理由かと思います。
就業規則は、会社のルールと言われることが多いですが、それに加え労働契約という役割も担っている感じがします。これは、労働契約法と絡むところがあるかと思いますが。最近では、「懲戒」や「服務規定」に関心をもつ経営者が出てきてます。
厚生労働省のホームページにも、就業規則のひな型あります。そのままパクってもその企業の規則であるという思いが出ますでしょうか?やはり、その会社の事情にそった就業規則、それに加え附則として賃金に関することやパートタイマーに関する規程を作成しておくことがお勧めです。
あと業歴が長い企業だと、規則はあるものの適宜法律に沿って改正されてないケースをよくありがちです。毎年様々な法律が改正されているので一度見直してはいかがでしょうか。
※キャリアアップ助成金とは
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html